【主観解説】代理コード bUM7とW7とZ7(bIIM7,IV7,VII7)
よく使われるけど、なんとなく説明不足な感じのする代理コードを主観で解説します。
- bIIM7
たしか・・・以前読んだ教本などには、Sub Dominant minorIVm7の代理コードであるところの・・・
「IIm7(b5)のルートが半音下がったもの」「ナポリの2度(?)」とか、V7の代理コードである「bII7と似てるから」(似てる?)
などとあったように思います。
と思ったら、「ナポリの2度」ではなく「ナポリの6度」なのでした。
C短調の場合、Sub Dominant minor IVm(F,Ab,C,)の5度のC音を#させた和音。
すなわち、
C#音=Db音=Fコードのb6度。
特別な音程になり、ナポリ地方で多用された印象から「ナポリの6度」となるそうです。
bIIM7の解説でなんですが実際ルートはFのままの方が「あああれか」みたく感じます。
で、F,Ab,Db=Dbトライアードの第一転回形。bIIMでして4声にするとbIIM7。
最初っから「ナポリタン#5」とか言ってくれればいいのに
ではなぜ#5しちゃうのか?
これは主観で、Cm-Fm-G7-Cmの進行が、Cm-Db-G7-Cmとなり、CmのC、Fmのb6のDb、G7のD、CmのEbが半音上行になるし、と。
ジャズギター的には(カッコ内はトップノート)、Cm7(C)-F7_b9_b13(Db)-G7_alt(D)-Cm(Eb)、という感じに近いかもです。
【主観解説】
一つは、Vsus4はV7とIIm7とのハイブリッドコードであることから、bII7=V7ですからVsus4の4thを残してbIIM7。
・・・あまり説得力が無いので、もうひとつ。
V7に使われるオルタードスケール(スーパーロクリアン)をロクリアンにする。すなわちbVIイオニアンでありbIIリディアンであり、
リディアンよりbIIM7、となる。
- IV7
メロディック・マイナー・ダイアトニック・コードから導かれるサブドミナント。リディアン7thスケール。
- VII7
IV7のトライトーン代理。
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